高樹 レイ(ヴォイスとサウンド)
『この世で最高のサウンドは人間の声だ。
だからオレはシンガーが歌うようにトランペットを吹いている。』<マイルス・デイビス>
高樹レイと竹内直、ヴォーカルとサックス(バス・クラ/フルート)の珍しいデュオ、ぼくもこんな取り合わせは初めて聴く。
1st.セット終わったら何人帰るかね・・・店の常連がぼくに耳打ちした。確かに、西荻や江古田ならアリだけど、ここは銀座のジャズ・クラブ・・・南の海(南海)は好きでも難解は大丈夫だろうか?
(正直ぼくも)何度かリズムを見失いながらも、引き込まれていく不思議感覚 ・・・明確な歌詞が少ないから、ヴォイスとサウンドの境目がどんどん薄れていくシュール感たっぷりだ。
未体験ゾーンを目の前にして最初は目をパチパチさせていた観客も、次第にその不思議テンションに捕まってしまったように、結局、途中で席を立つ客もなく、2nd.セットが終わってからも遅くまで盛り上がりは続いた。
高樹 レイやるじゃん! 『この世で最高のサウンドは人間の声だ。』マイルスの言葉がぼくの脳裏にちらちら浮かんでいた。
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