島 圭二(葛藤)
高橋宏種(b)島 圭二(tp) 杉山泰史(g)
島 圭二に初めてカメラを向けた時、あからさまに不快な表情で拒否された。極めて繊細な集中力を要するスロー・バラッドの演奏中だったからだ。
シャッター音が奏者や聴衆の邪魔にならないことが、ジャズを撮る時のマナーだと常に心がけていたつもりだが、この時はつい勇み足になってしまった。
それにしても島 圭二は神経質なヤツだと思いながら、ぼくはずっと胸に何かがつっかえた気分でいた。
二度目に島 圭二に会った時、「あの時、シャッターを押された意味が解った」と言われた。
今まで自分が撮られた写真の中でも、あの時のあの写真が一番気に入ったいい写真だと、表情を崩したのだ。胸につっかえていたものが取れた。
ミュージシャンはいつもピアニッシモを演奏する時、いい顔をする。カメラマンはその時シャッターを押すべきか、我慢すべきかの葛藤を常に強いられている。
今日27日は島 圭二の誕生日(マイルスと1日違い)Happy Birthday KEIJI
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コメント
>今まで自分が撮られた写真の中でも、あの時のあの写真>が一番気に入ったいい写真だと、表情を崩したのだ
素晴らしい!
流石、マイルス内山師匠!!
投稿: 藤岡靖洋 | 2011/05/27 00:42