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2012年1月

2012/01/30

45¢ マイルス切手

米仏の郵政公社の共同企画によるマイルス・デイビスの切手が(フランスの国民的歌手エディット・ピアフとの組み合わせで)発行された。(2012.6月)

絵柄はマイルス・ファンにとってあまり珍しくない写真 "Complete Jack Johnson Sessions" などのカバーに使用されたデビッド・ガーの作品。
120130a <David Gahr>は1960年代以降フォーク、ロック、ブルース、そしてジャズ・ミュージシャンを撮り続けたアメリカの写真家。(1922/9/18 – 2008/5/25)

ボブ・ディラン、ジャニス・ジョプリン、ジョン・レノン、ジョーン・バエズ、ジュディ・コリンズなどの肖像を、ローリングストーン誌のカバーや多くのアルバム・ジャケットに見ることができる。

アメリカに住んでるひとは、マイルス切手を貼ったファン・レターをぼくにください!

「愛の賛歌」と「バラ色の人生」の言葉を散りばめて、ピアフの切手のラブ・レターはかなり効果的だと思われます!

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2012/01/27

石岡瑛子さんが亡くなった...

我々ジャズ・ファンには、"MILES DAVIS/TUTU"のジャケットを、写真家:アービング・ペンとのコラボでデザインした国際的アートディレクターとして、知るひとは多い。ご冥福をお祈り致します...
120127a 120127b Photographs by Irving Penn, art concept and design by Eiko Ishioka

 (以下"YOMIURI ONLINE" 読売新聞 1月27日11時29分配信)
【ニューヨーク=柳沢亨之】AP通信などによると、国際的なアートディレクターの石岡瑛子(いしおか・えいこ)さんが21日、東京都内で、膵臓(すいぞう)がんのため、死去した。

1961年、東京芸大卒。66年、資生堂のCM用に前田美波里さんのポスターを制作。さらに前衛的な「パルコ」の広告を主導した。

 日米両国の舞台や映画など幅広い分野で活躍し、87年にジャズトランペッター、マイルス・デイビスの作品「TUTU」のジャケットデザインで日本人女性初の米グラミー賞を受賞。93年にはフランシス・コッポラ監督の映画「ドラキュラ」の衣装で米アカデミー賞を受賞した。現在ニューヨークで上演中のミュージカル「スパイダーマン」の衣装も担当していた。

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2012/01/26

ステファン・グラッペリ いかしたお爺ちゃん

ジャンゴ・ラインハルトをはじめ、オスカー・ピーターソン、バーニー・ケッセル、ゲイリー・バートン、ペトルチアニとの共演もあった…多くのジャズマンのほか、クラシック/ポピュラー/フュージョンなど幅広いジャンルのミュージシャンと共演し、人気を博したバイオリンの第一人者。

120126a ライヴ録音『ステファン・グラッペリ イン トーキョー』のCDジャケットのため、ぼくのカメラにいい顔してくれた。

「五月のミル」でも共演したアコーディオンのアゾーラを伴っての2回目の来日公演(1990年) 当時82歳のいかしたお爺ちゃん。

Stéphane Grappelli 1908年1月26日 パリに生まれ 1997年12月1日 パリに死す 89歳

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2012/01/25

Benny Golson 曲名頂戴しました

柔らかなメロディーのじつにロマンティックな曲<ウイスパーノット>は、数々の名曲を書いた優れた作曲家ベニー・ゴルソンの代表作。

 「ぼくのスタジオ名は<ウイスパーノット>です。タイトルを無断で頂戴しました、すみません。」曲名を勝手に貰ってしまったぼくは、ゴルソンの名曲を事務所名にした事をちょっとばかり後ろめたく思いながら白状した。

ところが、途端に形相をくずしたベニーは大喜びで「それはいい、きっと素晴らしいスタジオだろう。」とご満悦。

120125_3 ぼくが撮った写真に大きく "Benny Golson-Whisper not-" とサインしてくれた。写真はさっそく額に入れてスタジオの壁に掛け、大切な表札になっている。

Benny Golson 1929年1月25日ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ

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HORACE SILVER これは偶然の一致じゃなく...

児山さん!
右の肘もぉちょっと曲げて指まっすぐ〜!左手もっと上に、もっと上!ちょっと挙げ過ぎたぁしっかり指開いて〜!

ホレスになりきろうとする児山さんに、ファインダー越しの演技指導が大変だった。ぼくは右手で必死にカメラをホールドしながら、左手を伸ばして児山さんの腕をねじ曲げたり、指を開いたり閉じたり・・・
120125a 120125b
児山紀芳、ジャズ専門誌「スイングジャーナル」の長きにわたる名編集長として海外にまで勇名をはせた。名物プロデューサー&コレクター、ニューヨークの有名レストランを食べ尽くしたスーパーグルメでもある。

児山さ〜ん!もっと笑顔でホレ〜ス!もっともっと笑顔でぇ〜〜ホレ〜ッス!!

児山さん、左手の親指を「ボキッ」と言うまでねじ曲げてすみませんでした。ホレスの親指あれ難しいですね、あれ変でしょ、あの角度ちょっとムリでしょ!

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2012/01/24

"In a silent way" 不思議な符合

(左)は"In a silent way" 1969年に制作発表されたマイルスのアルバム・ジャケット。

(右)は1990年、東京目黒の「ブルース・アレイ・ジャパン」でぼくが撮った写真。

120124a120124b_2マイルス・バンドは"BLUES ALLEY JAPAN"に4夜出演した。マイルスのクラブ・ギグは日本では初めてのこと。ぼくもマイルスをクラブで撮るのは初めてだった。

コンサート・ホールや野外ステージと違って、ミュージシャンと同じ目の高さのカメラ・アングルは新鮮だ。

ミュージシャン相互のアイ・コンタクトが、時折ぼくの方にも向けられて、マイルスも「さあ撮れ」とカメラの方に視線を何度か送ってきた・・・メンバーの一員になったようでうれしかった。

ふたつのイメージは、カメラ・アングルがほぼ同じだ・・・21年の時を隔てた、不思議な符合がここにもあった。

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2012/01/23

MILES by ギィ・ル:ケレク

ギィ・ル:ケレク<Guy Le Querrec>は、国際的写真家集団"マグナム"に所属した、フランス人カメラマン。1960年代からジャズの世界をライフプロジェクトとして多くのミュージシャンと交流を持ち、優れた作品を発表している。
120123a 120123b
写真(右)は、ケレクが1969年にパリで撮ったマイルス・・・写真(左)は1985年、よみうりランドでぼくが撮った。

演奏中の体勢として、自然とは言い難い特異なポーズのマイルス。ラッパを真上に挙げたシーンは極めて短い瞬間だったのに。16年の時を隔てて撮られた、2つのイメージのオーバーラップは何だ!?・・・おもしろい!

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2012/01/14

マイケル・ブレッカー RIP

デイブ・リーブマンのFBウォールから(原文のまま紹介します。)
120114a REST IN PEACE MY BROTHER:
Today marks the fifth anniversary of Mike Brecker’s passing… a voice that was heard around the world and will never be forgotten, a dear friend with whom I shared wonderful musical moments from the 1960s to his passing and who truly knew what Coltrane meant in the scheme of things. Michael recognized the value of music, of jazz music specifically, beyond the material world. One might not expect such an awareness because of his extraordinary success crossing over to the pop world and what that meant, but Mike KNEW what the real deal was about. He wasn’t sucked into the usual scenario and values which accompany a that level of notoriety. Mike stayed the course and if only for that I miss him a lot.
- Lieb

Michael Leonard Brecker 1949年3月29日 ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ
2007年1月13日没 57歳

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2012/01/12

ジョージ・デューク(19!?)

120112a ホイットニー・ヒューストンとディオンヌ・ワーウィック、 ダグ・ワトキンスとポール・チェンバース、 ムッシュかまやつと森山良子、 ブライアン・ウィルソンとマイク・ ラヴ・・・

ダイアン・リーヴスといとこ同士なのがジョージ・デューク

ですが・・・"常時十九"て訳にはいきません。

1948年生まれだから、今日で64歳になりました。
←これは43歳ころの写真。

日本では4親等以上離れてれば、従兄弟同士でも結婚できるようです、どうでもいいですね。

すみません、ネタがない(時間もない)のでこんなんなりました。

ノーギャラの原稿ですので、たまにはこんなこともあります。

生まれ変わっても音楽ライターにだけはならないよう、気を付けたいと思います。

George Duke 1948年1月12日 カリフォルニア州サン・ ラファエル生まれ

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2012/01/11

リー・リトナー(キャプテン・フィンガー)

120111a 代表作"Gentle Thoughts"や "Captain Fingers"のリリースは、リーがまだ25才の時

←写真は34才(1986年@斑尾Jazz Fes.で)のリーです、まだまだ若いねぇリー、フィンガー細っそいねぇリー!

竹内まりや・カシオペアなど、日本人の作品に客演も多いリーですが・・・

杏里のアルバム・プロデュースをきっかけに、婚約を発表したのは53才の時・・・

やるなぁリー!

 あっぱれリー!

  おめでと〜アンリー!

    と思ったが・・・

その後3年以上、結婚しないまま杏里を放ったらかしにしたために、振られてしまいましたとさ・・・@56才残念リー!

そして今日、還暦リー! おめでと〜リー!

Lee Mack Ritenour 1952年1月11日 カリフォルニア州ハリウッド生まれ

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2012/01/10

マックス・ローチ(ホイホイ)

120110c 120110b
ニューヨークの地下鉄車内で大笑いした件

偉大なモダン・ドラマーを茶化すつもりは全くありません

たまたま見てしまった車内広告に思わず吹き出してしまっただけです

不謹慎でした、すみません。

1924年1月10日 ノースカロナイナ州ニューランド生まれ

2007年8月16日没83才

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