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2014年1月

2014/01/24

内山繁の写真展ではありません。

今日(2014.1.23)から六本木の国立新美術館で開催中の「Heart Art in TOKYO 2014」で開催中の美術展に出展された 柴田功の"鉛筆画"

140123a "鉛筆画"のモチーフとして内山様の撮影されたマイルスに感銘を受け、参考にさせていただきましたが、出展の許諾をいただきたいと、最初に連絡いただいた時には、正直、目が点になったものです。

「モチーフや、参考に、の範疇を超えて、ほとんどトレースされたように合致していると思われます。作品の精度としては、率直に素晴らしいと申し上げられますが、個人的には困惑するばかりです。」とお答えして、写真関係の著作権に詳しい知人に見解を求めると・・・

結果、まず作品の発表前に許諾を求めていること、美術展は入場無料で、展示作品は販売営利目的でない事。「アートを通じてエイズ問題に貢献していく事を目的」とする支援活動であることが明確。

そして何より柴田功氏が熱烈なジャズ(特にマイルスの)ファンであられることに共感して、作品の発表展示が実現したわけ。

140123b しかし"鉛筆画"なんて、しっかりじっくりこうして見るのは初めてですよ。1本の鉛筆で幾通りもの「黒」が表現できること、芯の硬さで色合いが異なること、白い鉛筆は無い訳だから、白い(ハイライト)部分は紙の色だってこと、消しゴムは使わないこと・・・マイルスの無精ヒゲの1本を描くには、コンマ何ミリのヒゲの周囲を描くわけだな・・・目を凝らしてよ〜く見て、マイルスの目にカメラを持ったぼくの姿まで(あ、見えませんか ^^;)

高解像度の写真に匹敵するぐらい精細、しかも、シャドウ部をつぶさない、ハイライトを飛ばさない(逆に不要部分をつぶしたり飛ばしてしまうとか)描く人の感性と指先で画像調整が出来てしまうのだから、どんな高性能カメラを持っても写真家は敵いませんわ。

 今まで知らなかった素晴らしい鉛筆画の世界を見せていただきました。「Heart Art in TOKYO 2014」展は2月3日まで、国立新美術館

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2014/01/21

もぉ完全にジャズ中毒 ^^;

ぼくが上京して、初めてジャズ・クラブなるものに足を運んだのは六本木の「MISTY」

140120a そこでピアノを弾いてたのが山本剛。

「MISTY」で山本剛の”MISTY”を聴いたなんて、何と素晴らしいジャズ初体験!

初めてのジャズ・ライブ、ナマピアノの響きを耳で体で感じて震えさえ覚えた記憶がある。

その数年後に自分がジャズを撮るカメラマンになろうとは、夢にも思っていなかった20代のハナシ。

ジャズ・カメラマンになって、たびたびニューヨークに行くことになったぼくが、お世話になったのがチンさん。チンさん家族が帰国されて、マンハッタンのアパートが空いてる期間に何度かサブレットさせてもらった。

たまたま見つけたライブ情報に、そんなふたりのスケジュールを見つけて・・・うわぁ、GATE ONE・・・前から行ってみたかったとこじゃないですか! Jazz & Café Whisperにも何度か出演いただいたギターリスト:橋本信二さんの店。

 自分の店休んでまで、よそのライブ行っちゃう・て・・・
・・・もぉ完全にジャズ中毒 ^^;

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2014/01/17

"父子凧" @Whisper

不測の事態により、予定されていた"TReS"@Whisperは、永田利樹(b)+RIO(bs)デュオでのライブになりました。(b+bs、変な編成です。)

140116a いつもは三位一体のスリルを楽しませてくれる"TReS"ですが、今夜は丁々発止ふたりのバトルです。まるで糸の切れたふたつの凧が舞い踊る音空間♪(題して"TR"または"DOS"または"父子凧")

誰が糸なのかは申し上げませんが、糸の一日も早い復活を願って、全快の暁にはまた3人で全開の"TReS"サウンド期待してます。

思い起こせば、ん年前、父ちゃん病欠のライブで、まだ初々しいRIOがバリトンを引っさげて初登場したのも目撃しておりました。

  "TReS"にとっては、不測の事態が新しい展開を誘発する起爆剤なのかも知れません。

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2014/01/16

CINEMA Whisper 開館!

スタジオ・スペースにバックドロップ(撮影用の背景紙)を降ろして、仲間を招いて映画上映したのがシネマ・ウイスパーの始まり。

140119a しばらく休館していましたが、設備をJazz & Café Whisperに移して、New CINEMA Whisperを開館! 

ジャズを聴ける映画を中心に、今後継続的に映画鑑賞会を開くことにしました。

まず第一弾は何と言ってもこれ「死刑台のエレベーター」

1957年制作、モーリス・ロネ/ジャンヌ・モロー主演のサスペンス映画:ルイ・マル監督若干25歳の出世作。

何と言っても、マイルスが、ラッシュ・フィルムを見ながら即興でサウンド・トラックを録音したことでジャズ・ファンには特に有名な1本

フランス楽旅中のマイルスが、マイルス・ファンであったルイ・マル監督の依頼を受けて、劇中10曲が演奏されてます。

ウンチクはこれぐらいにして(あとは当日)そうそう、映画館と違うのは、飲食可・おしゃべり可・トイレタイム可のCINEMA Whisper、マイルス・オタクのマスターとジャズ好き仲間と飲みながら語りながら休日午後のジャズ・シネマ、いかが?

1月19日(日) 18:00〜 入場無料(TC¥500.と飲食代のみ)

"Whisper"は店内狭くて席数に限りがあり混雑お詫びします。
お早めのご予約をお待ちしています。

店舗情報は Facebookページ<https://www.facebook.com/whisper.not> 食べログ<http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131707/13151694/> ライブ・スケジュールは ホームページ<http://whisper.co.jp/whisper/schedule.html>をご覧下さい。

東京都世田谷区上馬 1-32-3 Jazz & Café "Whisper"
Tel : 03-5787-5794 mail : jazz@whisper.co.jp

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2014/01/15

葭葉愛子 @Whisper

今夜スリリングな掛け合いを@Whisperで聴かせてくれた関西から遠征のガールズ・デュオ、葭葉愛子(よしばあいこ:key)と今井晴萌(いまいはるも:ts)
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高校時代からもぉ40年以上も細ぉ〜く繋がってる大阪在住の友人から「ええピアノおるで」と紹介されたのが愛子ちゃん。

初対面の夜、たまたま常盤武彦(ニューヨーク在住のジャズ・フォトグラファー)の誕生日に当たっていて、いきなりブシツケにもバースデー・ソングを弾いてくれとせがんでしまった。

あのこと今夜後悔しました、ゴメンナサイ。可愛い顔してこんなセロニアスなピアノやと知らんかった・・・Jazz & Café Whisperにあまりなかったタイプやん・・・お客さんも皆かなりディープやん。

マスターはディープに反省してます、ディープ大好き!また演ってね。

p.s.佐々木くん(大阪の友)アリガトね♪

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2014/01/14

ジョー・パス Birthday (1929/1/13)

Joe Pass 1929年1月13日 ニュージャージー州生まれ。

140113a_2 卓越した超絶技巧を誇り後進のギタリストに多大な影響を与えている。オスカー・ピーターソンやエラ・フィッツジェラルドといった大御所との録音も多い。

9歳でギターを始め、14歳でバンド活動を開始。

その後麻薬中毒で苦しむが、シナノンという更生施設に入って立ち直り、1962年にアルバム『サウンド・オブ・シナノン』発表。

1965年にはジャンゴ・ラインハルトに捧げたアルバム『フォー・ジャンゴ』を制作し、話題となる。

1973年発表のアルバム『ヴァーチュオーゾ』は、ギター一本だけで制作され、ジャズにおけるソロ・ギターの可能性を追究した作品として高く評価された。
1994年5月23日、肝臓癌で他界。<wikipedia>

 <Photo:内山 繁 JAN.1991 BLUENOTE TOKYO>

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2014/01/12

小山彩+武林勝太郎 @Whisper

140111a 歌唱力があって声量豊かなシンガーに、ライブ中の1曲をマイクナシで唄って欲しいとリクエストした事がこれまで何度かあった。

今夜出演の小山彩。1曲目からマイクの調子がイマイチ気になったようで、以降全編マイク無しでやると言い出した。

彩ちゃんは歌い上げるタイプじゃなく、我が店名にふさわしいウイスパーヴォイスが魅力のシンガーだ。

狭い店だから尚更、マイク無しのナマ歌は実に効果的。つぶやきや囁きの息づかいまでが細かく聞こえてくるから、聴く側は身を乗り出すようにして耳を傾ける・・・

セミアコ・ギターの武林勝太郎もアンプのボリュームを絞って、時には弦にタッチするだけのような繊細なバッキングでフォローしてくれた。

寒い冬の日の、もしかしたら今までで一番静かな素敵なライブの夜になった。

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2014/01/11

中溝ひろみ@JZ Brat

ジャズのステージに立って10年、開店当初からJazz & Café Whisperにもたびたび出演してくれている中溝ひろみが、10年間の想いを込めて魅力的なステージを見せて聴かせてくれた。
140110c
島裕介(tp,flh,fl) 湯浅佳代子(tb) 小林創(p) 齋藤純一(g) クラモトキョウコ(acc)

ドラム/ベースが入らない、ピアノ+ギター+2ホーンのあまりない編成で、1部ではたっぷりジャズを、2nd Setでは本人のMCナビゲートで映画音楽の旅へ。

140110a 140110b

聴き覚えのあるレパートリーも、島裕介/湯浅佳代子のアレンジによって新鮮に。フリューゲルホーン・フルート、クラモトキョウコのアコーディオンを加えた音空間は、クリア・ヴォイスとマッチして、天使の歌声っぷり最高潮のいかした一夜になりました。

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2014/01/09

時には「AV」も ^ ^;

140109a 家庭内コミュニケーション希薄な今日この頃、SNSは家族の動向を知る情報源としてひと役買ってる。

我が娘の facebook ウォールを覗き見ている某父親A氏は、彼女に寄せられるコメントの中に「AV」の2文字がたびたび表れることに気付いて、このところ気が気でない。

「AVに転向して...」だの、「AVでも人気者...」だの、上京してそこそこの企業に就職したはずの娘に期待していた父は、親として娘にハッキリ問いただすべきか否か・・・その前に娘の出演作をTSUTAYAに探しに行くべきか否か・・・・

結局、”AV”は社内の「Audio-Visual機器事業部」だったんだけど・・・それが分かるまでの当惑っぷりお察しいたします。aha…

ところで、Jazz & Café Whisperの”AV機器”を正月休み返上して一新

スピーカーを4基増設して5.1chサラウンドに、プロジェクタと大型スクリーンを新設して、シアターモード完璧です。「真夏の夜のジャズ」や「死刑台のエレベーター」など、ジャズ系のDVD観る気満々!

時には「AV」も ^ ^;

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