深津純子と八角形の丸太小屋
「脱都会〜田舎暮らし」が注目された時期(1985年頃)、某出版社から「田舎暮らし」特集号の取材(丸ごと1冊)撮影を依頼された。
都会から田舎の廃屋や廃校に移り住んだ、陶芸家・音楽家・家具や工芸職人、関東圏を中心に多くの脱都会人を訪ね歩いた中に、作家の遠藤ケイがいた。
千葉県鋸南町、鋸山(のこぎりやま)のふもとの土地に自力で八角形の丸太小屋を建設途中の遠藤ケイを約30年前に撮影したのだった。
う〜んと時は流れ・・・フルート奏者の深津純子と知り合って、ある時たまたま彼女が千葉でログハウスを手に入れたと言う話を聞いた。よくよく聞いてみると、それがあの遠藤ケイが建てたあの八角形の丸太小屋だとわかってビックリ、遠藤さんから小屋を譲り受けた深津さんも奇遇な経緯に仰天したことは言うまでもない。
ログハウスを移築した深津さんは、この夏(2014年)小屋の一部を改築増築して、期間限定で営業するキューバ料理のカフェ「LEAF & ROOT」を開いた。(ナゼにキューバ料理かと言うハナシはまたの機会にするとして)欧米や中南米からやって来た仲間達が、庭造りや料理に精を出す丸太小屋のカフェに行ってみることにした。
写真上が、約30年前に丸太小屋を建設中の遠藤ケイ。下は約30年後、同じログハウスの前に立つ深津純子・・・30年の時を超えた不思議な縁を感じた夏の一日
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