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2022/01/27

器用で怪しい...

知人から「針金でジャズ・ミューシャンの造形を作る面白い作家さんに会った」と徳持耕一郎氏のウワサを聞いた......針金で作る造形??? 縁日の屋台で色とりどりの細い針金を束ねてねじって、三輪車や動物や東京タワーを作って子ども相手に商売している器用な怪しいおじさんを想像した。
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そんなウワサを聞いてから間もなく、ジャズ・ピアニストの菊池ひみこさんから「鳥取で写真展をしませんか?」とのお誘いを受けた。東京で活躍されたひみこさんは、ご主人松本正嗣さんの郷里鳥取市で ジャズをテーマにした音楽文化の向上と地域活性化を目的としたイベント「鳥取 JAZZ」の企画運営の長。ジャズをモチーフに造形を創る作家さんとの二人展はどうかとの提案をこの時いただいた、そのお相手が徳持耕一郎氏だった。

太い細いの鉄筋を切断し、曲げて伸ばして接合して創作される躍動感のあるジャズ・ミュージシャンの造形。他に類を見ない独特の徳持ワールドに僕は引き込まれ、ジャズ好きの僕たち二人はたちまち意気投合した。こうして写真と造形の二人展企画はさっそく実現して、2016年「鳥取 JAZZ」の会期に併せて「JAZZの肖像/JAZZの造形」展を開催したのを皮切りに、翌年は東京都世田谷美術館で同展を、その後も仙台や福岡や各地で「Jazz Meets Art」と題した展覧会をご一緒させていただいた。

そもそも徳持耕一郎氏との出会いは 1990年代に遡る。と言っても、対面したのではなく、僕がジャズ・ミュージシャンの写真を発表していたジャズ専門誌『スイングジャーナル』の寄稿者紹介ページに「写真:内山繁」と、当時は版画やイラストを寄稿されていた「徳持耕一郎」の名前が紙の上で対面していたのだった。

実際にお会いして急速に親交を深めてからまだ数年だけど、既に30年以上も前からそんな大接近があったのもジャズの縁......。 これからもいろんな場面で対面させていただければ幸いです......。表現の世界は違っても、それぞれの位置と角度で。もちろん、ジャズを背景にして。(文:徳持耕一郎作品集『Groove & Swing/線で奏でるJAZZ』に書かせていただいた文章を引用しました)

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