銀座のじゃず喫茶(山下清)
山下清展が新宿で開催されている 初めて現物を見て その精細な超絶技巧に モノや情景の見方の感性に うわぁ〜すごい〜と うなるしかなかった 施設を抜け出して放浪したルンペン(自称)旅を綴った「放浪記」は文法を無視した氏自身の独特な表現で実直に(時に愚直に)書かれていて これまたうなるしかない面白さ...
ルンペン時代ではなく 後年 画才を認められてからの日記の中「銀座のじゃず喫茶」が面白かったから抜粋(原文まま)
ネオンのきれいな夜の銀座を歩いているうちに 大勢の人が入りきれないで待っている喫茶店があったので入りました じゃずがおもしろいのでたくさん入っているときかされましたが ぼくにはにぎやかでおもしろかったが うたのわけがわからないから他の人のように手をたたいたり 足ぶみしたりすることはできません じゃずというのは土人が発明した音楽だというから やさしくて だれでもおぼえられる それだから子供でもじゃずが好きだし 十六七の女でもわかる それでこうしてはやっているのだときかせてもらったが ぼくはやかましいだけでさっぱりわからない とにかくうるさいもんだと思って だまってコーヒーをのんだりアイスクリームをたべたりしていたが あたりをみると男よりも女が多く 年寄りよりも若いひとが多いので じゃずのわからないのは若い人の恥だとおもいました
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