GRAUERS(古庄さんとリバーサイド)
書店と楽器屋がひしめく界隈、駿河台交差点近くにジャズ・バー「GRAUERS」がオープンした。・・・スイングジャーナルOBという事で古くから知り合いだった、古庄紳二郎さんがこの家の店主。・・・早速訪ねると、そこは極上の音空間。
古庄さんは、ジャズの名門レーベル"RIVERSIDE"のディスコグラフィを作った人として有名。レコードジャケットを1枚1枚自宅で撮影して、デザイナーと写真家、そしてライナーノーツのクレジットまで入れた。演奏時間の表記のないものは自分で測り、データを整理し、レイアウトして。これら膨大なコレクションの全てのファイリングをたったひとりでやったと言うから驚きだ。
カウンター後ろの壁面がちょうどいい具合に空いていたから、マイルスの命日(9月28日)を機に大判の写真パネルを掛けてもらう事にした。(10月末までの期間限定です。)
客席側の壁には、リバーサイドゆかりのモンク・・・トム・ハンクス主演の映画「ターミナル」で重要なポイントになった写真のオリジナル・プリントが、その左のマイルスも中平穂積氏の作品が並ぶ。(写真右上)
レコード棚には10インチ盤を含め3千枚以上のLP、(ボクの歳だと)毎日来てもとても全部は聴けない程のレコード。MacIntosh+JBLを軸にした極上の装置で再生される。写真右のターンテーブルはこれもただ者ではない"EMT948"
420ページにおよぶディスコグラフィー『RIVERSIDE JAZZ RECORDS』は古庄さんの偉業と言える。後ろで青く光るブルーアイズはマッキントッシュ"MC402"(写真右下)
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