Gordon_Dexter

2017/03/13

サックス・ワールド Vol.3 頑張った号!?

重い機材をブルーノート東京のバック・ステージに運び込んだ。

001 008s 本文中インタビューページなどと違って 表紙用の撮影となるとバック・ドロップ(背景紙)や照明機材も必要だから仕方ないから 老体にはきついけど頑張った。

楽器を持って僕のスタジオに来てくれると楽でいいんだけど・・・忙しい外タレの場合は大抵うまい具合にはいかないから 老体にむち打って頑張った。

キャンディー本人も喜んでくれたいい写真が撮れて 表紙も巻頭特集も好評だった”Sax World Vol.3”

098s 051s もうひとつの特集はテナーの巨匠:デクスター・ゴードン

スペシャル・セミナーは T-SQUAREにも在籍した宮崎隆睦

| | トラックバック (0)

2014/02/27

Happy Birthday Dex! デクスター・ゴードン

Dexter Gordon(1923.2.27-1990.4.25)

またの名をデイル・ターナー・・これは映画「ラウンド・ミッドナイト」に主演したデクスターの役名。

140227a_2 140227b 1960年代の一時期、仕事の場を求め、またミュージシャンの地位や人種の問題に係ってアメリカのジャズメン達が続々とヨーロッパへ渡る現象が起こった。

時代はちょうどその頃、一流のサックス奏者デイルはパリに渡ったものの、アルコールやドラッグ中毒で病院へ入れられるようなすさんだ日々を送っていた。

一方、デイルの演奏を聴きにクラブに行く金もないフランス人のビンボー・イラストレイターは、店外に漏れてくる音を毎日のように聴くうち創作意欲をかき立てられて成功をつかんでいく。

イラストレイターとその娘との友情と優しさで励まされ、再起を決意したデイルは遂に往年の演奏を取り戻して素晴らしいレコーディングを成功させる。・・メデタシめでたし!・・っと言うありがちな映画です。

アメリカからパリに移り住んだピアニスト/バド・パウエルとフランス人イラストレイターとの間にあった事実を元に、1986年に作られたこの映画は、しかし、だがしかし! ジャズ好き、特にデクスターを知るジャズ・ファンにとっては単なるジャズ映画ではないのであります。

*注、ここからはデクスター・ゴードン本人の事です。酒とクスリから精神異常をきたし、病院に担ぎ込まれたり、逮捕歴まであって一時引退状態にあったが、カムバック。名門ブルーノートと契約して名演を発表してヒットさせた。後にパリに渡って代表作の一つ「アワ・マン・イン・パリ」をレコーディングしている。・・っと、デクスターの足跡はまさに「ラウンド・ミッドナイト」のデイルそのものだと思いませんか? 

しかも、映画の中でもプレイは勿論、淡々としゃべるデイル、一挙手一投足の仕草は、演じていると言うよりむしろデクスター・ゴードンそのものが映し出されていると錯覚を覚えるものでありました。

ここにある晩年のポートレイトは、ぼくがこの映画を見た直後に京王プラザホテルの一室で撮影したもの。居合わせたスタッフはデクスターのしゃがれた声の会話が途切れる毎に「あの映画と同んなじだ」と言いたげに振り返っていたのでありました。映画のデイルとデクスターが淋しくオーバーラップする思い出の写真です。

| | トラックバック (0)