Liebman_Dave

2011/09/04

デイブ・リーブマン(ジャズ・フォトグラファー・デビュー)

ぼくが初めて撮ったジャズ・ミュージシャンがこのひと、デイブ・リーブマン

後にスイング・ジャーナル誌の編集長に出世する中山康樹が、上京し同社に入社してまだ間もない頃・・・ ぼくは写真学校を卒業して丁稚奉公中・・・ 同郷のよしみで「ジャズを撮ってみないか」と声を掛けてくれたのがきっかけだった。

時は1975年秋、リーブマン率いる"Lookout Farm"の日本公演にカメラをかついで出掛けたはいいけれど・・・
0221 舞台と観客に挟まれた脅迫感満点の撮影ポジション、暗いステージで禿げたおっさんがデタラメな音階を唾を飛ばしながら吹きまくるのをファインダーに捕らえて、ぼくは無我夢中でシャッターを押しまくった。

格好つけてジャズ喫茶に出入りしてはいたけれど、実は天地真理に心奪われ、岩崎宏美は歌うまいなぁと聴き惚れていた程度のぼくの音楽レベル・・・ジャズをほとんど理解しないまま、ジャズを撮り始めたわけだ。

リーブマンの誕生日を祝し、35年前のファイルを引っ張り出してこの写真、ぼくのデビュー作を見つけ出した。

この初仕事の成果を児山紀芳(当時の)編集長に認めてもらえた事で、その後のぼくは底知れぬジャズの泥沼にずぶずぶと沈んでいくことになる、ジャズ・フォトグラファー・デビューの記念すべき(言い換えれば、悪魔の)1ショット。

写真も未熟な若造が、ジャズを知らずに撮った1枚の、この大胆な構図は何だ!この躍動感は何だ!・・・今になって、24歳の駆け出しカメラマンをちょっと褒めてやる。

Dave Liebman 1946年9月4日 NYブルックリン生まれ

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