ウォレス・ルーニー(どんだけマイルス!?)
マイルス・デイビスのフォロワーは大勢いるけれど、中でもマイルスの後継者と誰もが認めるのがウォレス・ルーニー。
マイルスと同じマーティン製の色まで同じモデルの楽器を手に、マイルス音、マイルス・フレーズを自分のスタイルにしてしまった・・・'60年代のマイルス・クインテットのメンバーだったトニー・ウイリアムスやロン・カーターと共演して、マイルス作品とは切っても切れないプロデューサー:テオ・マセロを迎えたアルバムを作ってしまうとか・・・どんだけマイルスになりたいんだよあんた・・・
マイルスに近づきたい思いは音楽性だけにとどまらず、マイルスと同じようにボクシング・ジムに通って体を引き締めているという。
その効果あって斜に構えてうつむき加減にラッパを吹く姿はマイルスに似て・・・そうなってくると、何となく顔までマイルスに似ているように見えるのは気のせいだけじゃなさそうだ。誕生日まで1日違い(マイルスは5月26日)
1991年のモントルー・ジャズ・フェスティバルで、ウォレスはマイルスと共演している。体調に不安のあったマイルスは、自分の最大の信奉者ウォレスを従えて大編成のオーケストラの前に立ったのだった。
そのわずか2ヶ月後にマイルスは天に召され、遺言によって2本のマイルス・モデルのトランペットがウォレスに贈られたと言う。
ウォレスを説明する文中に「マイルス」を17回書いた・・・「ウォレス」は5回
Wallace Roney 1960年5月25日 ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ
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