"サー"と笠井義正
ジャズ・ファンに<サー>は?と聞くと<サー・ローランド・ハナ!>と即座に答えますが、ロック・ファンは <サァー? サァーフィン・USA! サァージェントPepper's?> と答えるかも知れません。クラシック・ファンは「さぁ〜??」と言うだけです。
今日の話は<サー・チャールズ>ですが、チャールズ皇太子の事じゃなくて(皇太子にサーは付けません)、サー・チャールズ・トンプソン・・・1918年3月生まれだから、現在94歳のピアニストです。
サー・チャールズと、クラリネット&ソプラノ&テナーサックスを吹く笠井義正、久しぶりにニューオリンズ・ジャズをたっぷり聴いてきましたよ。
@銀座ヤマハ・ホールです。新装開店して(1910年春)古いホールの面影まったく無く、キース・ジャレットに弾いてもらいたいほど立派な近代的なホールになりました。
キースにここで演って欲しいけどムリですね鯉沼さん・・・キースはNYスタインウェイしか弾いてくれないようです。他メーカーにエンドースメント契約のあるミュージシャンは、ヤマハ・ホールに出られないんでしょうか?・・・YaHoo知恵袋に訊いてみたいもんです。
(すっかり脱線してますが)1941年東京生まれ、デキシー派の大ベテラン:笠井義正のCD"Back to the Delta"リリースです。ニューオリンズ・ジャズは、サトウキビをしがんでいるような素朴な味がしますね。("しがむ"て言葉、絶滅寸前ですかね?関西弁でしょうかね?)
New CDのジャケット写真をとても気に入っていただきました。昨年録音されたライブ盤に、初回プレスのみボーナス・トラックが入っています。おまけは、"ルイス・ネルソン・ビッグ4"に笠井義正が共演した1964年に録音された2曲です。
<サー・ローランド・ハナ>はリベリアの当時の大統領から正式に「サー」の称号を授けられましたが、<サー・チャールズ・トンプソン>は、サーの称号に値するほど高貴なプレイをすると、レスター・ヤングが付けたあだなだそうです。(自分で付けたと言うウワサもあります。)初めて会ったとき、「40秒で支度しな!」のドーラ(ラピュタの)かと思った。
| 固定リンク | 0 | トラックバック (0)