浦安の扇
浦安の扇と言ってもネズミの顔を描いたウチワじゃありません。扇子ですが、箸に見立てて蕎麦をすする真似をしたり、相方の頭をはり倒してはいけません。(やるなら、もっと安物の扇子でやりましょう)
神前の結婚式などで巫女さんが"浦安の舞"を舞う時の小道具、檜扇(ひおうぎ)です。平安時代に十二単など宮中で正装の際の持ち物だったそうです。こんなもの見る機会なかなか無いでしょうから、よ〜く見てみましょう。
25枚の薄い檜(ひのき)の板を絹糸で綴り合わせてあります。鮮やかに彩色され、松竹梅や花や蝶、鶴など(写真のは鳳凰)が描かれて、6色の糸で編んだ飾り糸が付けられています。糸で作った松と梅と橘の房(右写真)を付けることもあるようです。
祝いの象徴としての檜扇を使う"浦安の舞"前半の扇舞いは、扇の要(かなめ)を中心に開けてゆく"中心帰一"の精神を表現していると言われます。
肝心要(かんじんかなめ)と言いますが、扇は"要"が壊れたらバラバラ。人生の"要"をしっかり守りながら、希望の扇を大きく広げて生きたいものです・・・ (今日はちょっといいこと言いました...)
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